明治の万博跡地の夜

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幹が二つに割れた木の上からスーツを着たおじさんが落ちてきた。
太陽が落ちて鏡のようになった湖の上を夜に溶け込んだ黒い猫が歩く。
ながい髪の毛をもつ木が、ライトアップされた噴水のオブジェを見守る。
3番のゼッケンを着た木が訪問者はまだかと待ちくたびれてあくびをする。
葉をまとわない桜は月に照らされて春には見せない不気味な顔を見せる。
昔ここに数百の動物が住む世界があった。
入り口の門は朽ちてしまったが、その門を支えた柱は二本、今も天へとそびえる。
今日も違った一面を見せる、この公園。

あまり整備されていない庭園の池のすぐ横の階段から地下へともぐった。

Tomo

交響詩「ローマの噴水」/レスピーギ

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